熊野2

世界遺産絡みの取材で熊野へ。

中上健次とも親交があったというロケコーディネーター、三石さんの案内で熊野古道を歩く。

古道は苔むした石段が延々と続き、まさに熊野の神話が似合いそうな雰囲気。

でも巡礼の道として大勢の熊野詣の人々が往来し、また地元の生活道路でもあった頃の古道は苔むすヒマなどなかったはずですと三石さん。

三石さんに中上健次のファンですと伝えたら少し遠回りして健次が住んでいたムラや「火まつり」の舞台となったムラに連れて行ってくれた。

海と山と小さくて美しい砂浜があるだけの漁村。「あそこの青い屋根の家が猟銃乱射事件があった現場です」と淡々と説明してくれた。あまりにも映画的な実景に呆然。

都市化というか開発利権が生んだ悲劇。

「火まつり」を撮ったのは柳町監督。

その柳町監督が絶賛した「国道20号線」も地方都市の悲劇。

「国道20号線」を撮った富田克也監督は甲州出身。

そして甲州・甲斐駒ケ岳のふもと、白州に紀州出身の中上健次は度々訪れていた。

縄文的というか土俗的というか甲州と紀州は似ているんですよと三石さん。

三石さんの案内で名産デコポンを購入。

なにからなにまでほんとにありがとうございました。


熊野3

南アルプスを望むとある農場にて。

基本的に人んちの畑の野菜を採って食べないだろうけど、こんな看板出されたら決して食べない。

なんつったって「強度に残留汚染」ですから。「非常に危険」ですから。

なるべくならそんな農薬を使っていない作物をお願いしたいものです・・・。


農薬

訂正


「訂正モノ」は心が痛みます。


誤字脱字ならまだしも、データの間違い、人名地名の誤記となると始末書モノでしょう。

ヘタすれば次から発注が来ないなんてことも・・・。


この訂正はケタがスゴイ。
「1,794円じゃなくて1,794万円でした、ごめんなさい」では済まされない。

ちなみにこれはとある住宅のパンフレット。


新聞のレイアウト、見出し付けをする整理記者というのをやっていたことがあるけど、

訂正記事を入れるというのはかなり凹みます。


この間違いは指摘されたのか、自分で見つけたのか。

発覚したときは生きた心地しなかっただろうなあ。

「万」という文字が一文字・・・凹んだだろうなあ。


毎年12月29日に友人と石和温泉のお蕎麦屋さん(深沢七郎の生家)で親交があった三上寛さんを囲んで七郎さんを偲ぶ年越し蕎麦祭りをやってます。今年は七郎さんが亡くなって20年の節目の年なので盛大に?やろうということで甲府の桜座でイベントをしようかと思っとります。みなで呑んで盛大に供養したいと思います。


3年位前の七郎祭りで七郎さんの愛用ギターを弾く寛さん

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『ボーン・アルティメイタム』のジャパンプレミア、マット・デイモンの記者会見へ。

ハリウッド俳優のいやらしいオーラはまったくなく「役柄は最強の殺し屋だが、私生活で怖いものは?」と聞かれ「自分がいない間に何か家族に危険が及ぶことが怖い」と言ったり、ストレス解消法は娘と遊ぶことだと答えたり、史上最強の殺人マシーン役の男はとても家族思いのいい人だった。


マット